報告が大変遅くなりましたが、先日新潟で開催された大規模なラテアートの大会に参戦してきました!
その名も、CRAZY Barista Latte Art Edition open Niigataです。
最近、新潟のコーヒーシーンがどんどん盛り上がってきており、コーヒーフェスティバルが開催されたり、新しいコーヒースタンドがオープンしたりしています。
その中で、今回開催されたラテアート大会のCRAZY Barista Latte Art Edition open Niigata !
全国から総勢52名のバリスタが参加し、2日間に渡って熱い戦いが開催されました。
という訳で、私も参戦した今回の新潟でのラテアート大会の報告をさせていただくのと同時に、そもそもラテアート大会って何なの?と思われている方もいらっしゃると思いますので、その辺りのご紹介もさせていただきたいと思います。
まず、ラテアートには大きく分けて2種類あるのをご存知でしょうか?
1つは、今回の新潟のラテアート大会で競い合うようなフリーポアというスタイルです。
これは、カップにミルクを注ぐ際に出来る対流やピッチャーの動きのみでデザインするラテアートです。
一番有名なのは、葉っぱの形をしたリーフというデザインではないでしょうか?!
だいぶ前に撮った動画で恐縮ですが、リーフを作った際の動画を載せてみました(汗)
全然上手ではありませんが、イメージする時の参考になれば幸いです。
そして、もう1つは、エッジングという手法を使ったラテアートです。
スプーンでフォームミルクをすくって乗せたり、ピックなどを使って絵を描く手法です。
クマなどの動物のラテアートを見たことがある方もいらっしゃると思いますが、これらがエッジングを使ったラテアートです。
上の動画は、コアラを描いた時のラテアート動画です。
この動画が一番見やすかったため、こちらを載せさせていただきました。
ちなみにですが、一般的なラテアート大会と呼ばれているものは、ほぼ全て最初のフリーポアスタイルのラテアートです!
では、次にラテアート大会ってどのように競い合われるかについて説明します。
大会によって異なるのですが、ラテアートの審査項目というものが大会毎に設定されています。
今回行われた新潟の大会を例に挙げてみますと、審査項目が5つありました。
1.Aesthetic Beauty(外観の美しさ)
2.Definition(明確さ)
3.Color Infusion(色の表現力)
4.Degree of Difficulty and Creativity(創造性と難易度)
5.Speed(速さ)
引用:CRAZY BARISTA Facebookページ
見た目の美しさやコーヒーの茶色部分とミルクの白い部分のコントラスト、ラテアートの難易度、仕上がりのスピードなどが審査項目になっていました。
対戦の仕方は、トーナメント方式の1対1方式。
3分間の勝負です。
対戦毎に3名の審査員がおり、それぞれの審査員が上記5項目の基準で出場者のラテアートを審査します。
※決勝のみ5名の審査員でした。
1人の審査員が5項目のうち3項目以上1人のバリスタに票を入れたら1ポイント獲得。
審査員は3名いるので、2人の審査員からポイントをもらえた方が勝ちになります。
ここでポイントなのが、上記の5つの審査項目のうち1~4はラテアートを実際見てもらっての評価になりますが、5のスピードはとにかく早く作って提出すればもらえるポイントになっています。
ですので、実力が均衡した試合になりそうな時は、スピードポイントを取れるかどうかがかなり重要になってくる訳です。
その辺りの駆け引きも、対戦の見所の1つになってきます。
では、これらを踏まえて今回の新潟ラテアート大会の報告なのですが、私自身の結果としましては、残念ながら初戦で敗退してしまいました。
上のGAME20のスワン(鳥)のラテアートが私の作品です。
ミルクのスチーミング(泡立て)が上手く出来ず、結果デザインの明瞭性などがちゃんと出来ない状態に。
大会では、普段働いているお店で使用しているコーヒー豆やマシンではないので、その時々のマシンやコーヒー豆の状態や特徴を瞬時に判断して対応出来ないと、良い結果を出すことは出来ません。
本戦前に1人1回練習時間が与えられるのですが、その時に特徴をある程度掴まなければならない訳です。
私の課題は、基本的な技術もそうですが、マシンやコーヒーが普段と変わった時にどう対処すれば良いかという経験が不足していること。
特に、マシンに関する知識が弱いので、その辺りを勉強する必要があるなと思いました!
大会の結果などに関しては、このブログでは割愛させていただきたいと思いますので、詳しい結果などはCRAZY Barista Latte Art Edition open NiigataのFacebookページをご覧になってみてください。
ちなみにですが、下の動画は今回の大会の決勝の様子です。
※大会の雰囲気を少しでも感じていただければ嬉しいです。
下の写真は、決勝、上位進出者のラテアートです!
このブログを通してラテアート大会に興味を持ってくださり、私もラテアート大会を一度見に行ってみたい!と思ってくださった方へ。
ラテアート大会は、この新潟大会以外にも、実は色々なところで開催をされています。
今回、一部ではありますが、どのような大会があるかをご紹介させていただきます。
観戦自体は、コーヒー業界の方ではなくても全然出来ますので、もし興味のある方はチェックしてみていただけますと幸いです。
★コーヒーフェストラテアート世界選手権(東京ビックサイト)
日本で開催されている最もハイレベルなラテアート大会です。
全世界から64名のラテアートに自信のあるバリスタが参戦します。
この大会に出場出来るだけでもかなり凄いことです。
まさに、世界一を決める大会です!
http://www.asia-latte-art.net/
★Double Tall Latte Art Championship(渋谷)
東京で年1回程度開催しているレベルの高いラテアート大会です。
全国から腕のあるバリスタが参戦します。
★Thursday Night Throwdown”エクストリームラテアートチャンピオンシップ(東京)
言わずと知れた、ラテアートの名店STREAMER COFFEE COMPANYが主催する大会。
こちらも、全国から腕のあるバリスタがエントリー!
★Junkies Cup(京都)
ラテアート会の大御所大西バリスタが経営するLatteart Junkies Roastingshop主催のラテアート大会。
こちらもかなりハイレベルで、全国から多くのバリスタがエントリー。
★Latte One(愛知)
こちらも、ラテアート会ではかなり有名な小山バリスタが経営するCafe Oneが主催するラテアート大会。
ハイレベルな大会で、全国から多くのバリスタがエントリー。
私もチャンスがあればこれらの大会に出場してみたいと思っています!!
最後に、
ラテアートに興味のある方。
ご自身でラテアートにチャレンジしてみたい方へ。
普段、私がラテアート体験会を開催する際に使用する本を紹介させていただきます。
基本的なラテアートの方法や様々なデザインカプチーノの描き方を、手順も踏まえて分かりやすく説明してくれている本です。
初心者にはピッタリの本だと思いますので、ぜひラテアートをチャレンジしてみたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか?!
⇒「食べるんだ様」に掲載中の私のインタビュー記事はコチラから
⇒私の初心者向けオススメコーヒー器具はコチラから
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