今回、ご縁がありまして、株式会社絆人様が運営されている「絆家シェアハウス『hitotoki』」のコンセプト珈琲の監修をさせていただくことになりました。
絆家シェアハウス『hitotoki』ですが、大阪の帝塚山にあるシェアハウスで以下のようなコンセプトになっています。
以下、絆家シェアハウスのホームページからの引用させていただきました。
『hitotoki』は、本と、旅と、珈琲と、
3つの好きが重なり合うところに人の繋がりが生まれるシェアハウスです。リビングの中央にある大きな木の周りに人が集まる『人と木』。
シェアする暮らしの毎日の『一時一時』を大切にしてほしいという想いを込めて。一時の団欒
一時の休息
一時の出会いひとつひとつの思い出を宝物のように大切にできる暮らしが訪れますように。
『hitotoki』の内装イメージは次のような感じです。
『hitotoki』の大きなコンセプトに「本、旅、珈琲」の3つがあり、その中の珈琲という部分で『hitotoki』のオリジナルブレンドを作りたい!ということで、今回お話しをいただきました。
私は元々、絆家シェアハウス様とは以前から繋がりがあり、高田馬場にあるmasobiで何度かコーヒーのワークショップをさせていただいたり、絆人様の周年イベントでコーヒーのケータリングなどをさせていただいたことがあります。
※現在、masobiはひつじ不動産が運営しています。
今回依頼をいただいた中で、3つオリジナルブレンドを作りたいということで次のようなご要望をいただきました。
《1》朝焼けを見ながら1日の始まりに
→目が冷める一杯。浅煎り。甘い香りとほどよくフルーティーな酸味。
《2》大切な人とゆっくり語りたい夜に
→何杯もお代わりしたい。飲みやすい。ミルクを入れてカフェオレにも合う。
《3》本を片手にくつろぎのひとときを
口当たりよく、香りは高く。酸味弱めの豆。
酸化しても味の変わりにくいものが希望。
冷めても美味しいコーヒー。どちらかというと深入り。
3種類全く違うタイプの珈琲だったのですが、今までの経験から次のようにアドバイスをさせていただきました。
《1》朝焼けを見ながら1日の始まりに
ケニアやエチオピアなどのアフリカのコーヒーとニカラグアやグアテマラなどの中南米のコーヒーをブレンドしてみてはどうでしょうか?
ベースはアフリカで!
ミディアムロースト〜ハイローストくらいの浅煎りというイメージ。
《2》大切な人とゆっくり語りたい夜に
ブラジルやコロンビアなど、中南米のコーヒーをブレンドして、シティローストくらいのロースト具合はいかがでしょう?
バランスが取れているのと、ミルクを少し入れても優しい味わいになって飲みやすいと思います。
もしディカフェにするのであれば、少しコーヒー感が落ちるのでフルシティくらいのロースト具合でも良いかも。
《3》本を片手にくつろぎのひとときを
本を読む=眠くならないで集中出来るように!
というイメージがあるので、マンデリンやトラジャなどのインドネシアのコーヒーをベースに、バランスを取るために中南米のコーヒーをブレンドしてみてはいかがでしょうか?
フルシティローストくらいが良いと思いますが、フレンチローストくらい深煎り(良質なコーヒーであれば、苦味の中にもほのかな甘みも感じられる)でも面白いかもしれません。
香り高いというのを考えると、深煎りだとロースト香がメインになってしまうので、フルシティが良いかと。
(1)〜(3)で、それぞれ2パターンくらいずつ作ってみて、皆さんで飲み比べて決めるのが良いかと思います!!
そして、今回出来上がったコンセプト珈琲が上の写真になります。
サンプルをいただいたのですが、3種類共イメージされていたコンセプトのような味わいになっていたと思いました!
今後、3ヶ月毎に新しいコンセプト珈琲を開発して行きたいとのことで、その時もまた携わらせていただくことになりました。
これから、どのようなコンセプトが産まれていくのが非常に楽しみです!!
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